2011年3月12日(土)
東日本大震災の翌日、長野県栄村は震度6強の地震に見舞われました。
この震災による住宅の全半壊・一部損壊は約700棟に上り、道路や橋なども大きく破損。
村の避難所には当時、最大で村民の8割にあたる1787人が避難しました。
(もう一つの震災「3・12」から5年…長野県栄村で灯明祭 「助けてくれた周りの人に感謝している」
栄村は、新潟県との県境に位置する標高1,100mの豪雪地帯で、人口も年々減っています。
●栄村について————————————————–
栄村の場所
栄村(に相当する地域)の人口の推移
1970年 4,449人 |
1975年 3,884人 |
1980年 3,502人 |
1985年 3,284人 |
1990年 3,053人 |
1995年 2,896人 |
2000年 2,638人 |
2005年 2,488人 |
2010年 2,215人 |
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この栄村、実はかつて大根の産地でもありました。
今回はその栄村の大根と栄農人のことについて書こうと思います。
長野下水内郡栄村の、秋山郷五宝木地区で育てる「五宝木大根」。
昭和50年代に始まった五宝木地区の大根栽培は、
当時、五宝木の大根として品質・量ともに市場から信頼を得ていましたが、
連作障害などで栽培は激減し、現在では生産者はわずかとなっています。
「もう一度、栄村を元気にしたい」という地域の声とともに、栄農人では
地域のヒト、地元の企業の方等と協力し、「五宝木大根 復活プロジェクト」として栽培活動を行っています。
これからも、農業という角度から、栄農人として出来ることに取り組んでいきたいと思っております。
●プロジェクト始動にあたり昨年取得した五宝木大根の商標