昆虫飼育を担当しています、吉田です。
12月にもなり、長野は凍える寒さになりつつあります。
農作業も一段落したので、そろそろブログ更新しようと思ったところ、、、
当然ながら今の季節に昆虫はほとんどいません。
ですが!
栄農人の昆虫たちは暖かい温室で活動しております!
(私たちより良い環境にいるのは何故!?!?)
今回はその中でもマルスゾウカブトムシについて少し掘り下げてみようかと思います。
(昆虫紹介1回目で何故マルス?)
※いつも文章少ないといわれるので、文字多めでお送りします。
マルスゾウカブト
Megasoma Mars
分布:ブラジル北西部、ボリビア北部、ペルー東部、コロンビア東部、ガイアナ南部
マルスというのは、ギリシャ神話でいうところの「軍神」ですね。
武勇や闘争心の象徴としてあらわされる神の名を持つこの虫。
光沢のある真っ黒な身体、ゴツゴツとしていて、さぞやこの名にふさわしい虫なのかと思いきや、、、
おとなしいです
それどころか、このつぶらな瞳!
見ていて癒されるぅ~
それはさておき、
マルスゾウカブトはメガソマ属のなかでも大型になる種です。
成虫で130ミリ、幼虫で150gくらいまで成長します。日本のカブトムシが80ミリ、50gくらいですので、いかに大きいかがわかります。
それだけに幼虫期間も長く、日本のカブトムシが10か月程度なのに対して、マルスゾウカブトは2年(24か月)くらい幼虫でいますので驚きです。
長い期間幼虫でいるマルスゾウカブトですが、羽化したときの迫力は素晴らしいです。
多数飼育したくなるのも、この虫の魅力なのでしょう。
みなさんも機会があれば飼育してみてください。
ps.手足が長く爪も大きいので、手に乗せるのは痛いです。ご注意を。