11月30日(水)
長野県は松代の伝統野菜「松代一本ねぎ」の産地見学に行って参りました。
松代一本ねぎは、信州の伝統野菜で、その名の通り一株から1本のみ育つねぎです。
松代一本ねぎについて|食育通信 online より
ネギには、生態系の特徴によって3種類にわけられると言われています。下仁田ネギ、松本一本ネギ、などのような加賀郡、東京冬黒太ネギなどの千住郡、九条太ネギのような九条郡。
松代一本ねぎは、この3種のうち加賀郡を代表するネギのひとつです。
もともとは、たった一人の生産者が作っておられたネギだそうです。そのネギをいただいて、感動をした地域の方がもう1度、このネギを復活させていこうと、平成24年に生産者団体を発足。
そして、その翌年の平成25年に信州の伝統野菜の仲間入りとなりました。
今回訪れたのは、この松代一本ねぎの種を守ってこられた生産者の方の畑です。
畑の土質は粘土質でした。サラッとした砂質より、粘土質の方が中身が締まった美味しいねぎになるそうです。
ただ今年は、生育時期に雨が多く「赤サビ」の発病が多かったとのこと。
出荷数は平年の1/3程に落ち込んでいます。
また収穫時期についても、通常であれば年末に向けて収穫・出荷を行うものの、今年は年内の早い段階で切り上がりそうな見込みです。
そんなわけで、お近くのスーパー等で見かけたら今年は特に買いです!貴重です。
太くて長い葉鞘部と、柔らかな肉質が特徴です。加熱するとトロッと柔らかくなり旨味が凝縮されます。
鍋に入れてクタクタになるまで茹で上げても、適度な歯ごたえが残り噛むたびに濃厚な風味が味わえます。すき焼き、焼きねぎで召し上がるのは特におすすめです!
ちなみに弊社では、弊社の某釣り人が釣ってきた大きな鱈と松代一本ねぎをつかって 鱈汁 でいただきました!
そんな信州の伝統野菜「松代一本ねぎ」を、栄農人でも生産したいと考えています。
今回出会った皆さまとのご縁をきっかけに、新たな挑戦を始められればと思います。